2021.02.09
昨年、内定者として生の声を聞かせてくれた、20新卒:河崎 光佑(かわさき こうすけ)さん。世界の貧困や機会の不平等に問題意識を抱いた彼は、大学在学中に“社会貢献を仕事に”をテーマとしたメディアを立ち上げ、就活時に「事業で社会課題を解決する」というリジョブの価値観や、「多様性を持ち、自分の外側に目を向けている」組織風土に惹かれて入社を決めたと話してくれました。
※河崎さんの、詳しい入社経緯はこちら↓
■喜びも悔しさも凝縮された4週間。20卒『内定者インターン』生の声【後編】を紹介します。
「物事を根本的に解決するために必要な事、持続可能な仕組みといったものを、じっくり思考するのが好きです」と語る河崎さんは、新卒研修後、念願のマーケティングDiv.配属に。新人マーケター 兼 CSV推進つぼみプロジェクトの“2代目隊長”として奮闘する彼に、話を聞いてみました。
僕が所属するマーケは、リジョブが運営する求人サービスの「企業様への認知を高め、お問い合わせ数を増やす」事をメインミッションに置いています。お客様の“想いを結ぶ機会を最大化すること”を目的に昨年スタートした、比較的新しい部署だと聞いています。
現在のメンバーはGM含め7名。自分の役割は、「美容・ヘルスケア業界において、人材採用の悩みを抱えながらも、まだリジョブのサービスをご存じでない企業様」や「以前ご契約をいただいていた企業様」に対し、DM・チラシ・ネット広告など様々な角度からリジョブのサービスを認知・信頼いただき、企業様からのお問い合わせに繋げること。
マーケティング用語にAIDMA、AISASなどがありますが、いづれにせよ「Attention(サービスを知っていただく)⇒Interest(興味を持つ)」という初期段階でのアプローチを通して、お客様の採用課題解決の「初めの一歩」に関わっている所に、責任とやりがいを感じています。
昨年“想いを結ぶ”というプロダクトビジョンを策定したリジョブの求人サービス事業の中で、BtoCとBtoBで、それぞれの部署に分かれています。「働きたいと思う求職者」向けのBtoCを担うのがWEBマーケであり、「人を採用したい企業」を対象としたBtoBを担うのがマーケですね。
求職者側と企業側と、担当は分かれていますが、もちろん協働する機会も多くあります。WEBマーケだけでなく、CS・CG・広告制作・デザイナーなど、様々な部署と連携して一気通貫でサービス向上と機会の最大化を図る、というのはリジョブの大きな特徴ですし、配属後はずっと、この「全社視点」と呼ばれる視点を身に着けようと、必死で葛藤しています。
そうですね、企業様とリジョブのサービスとの初めの接点を創る部署であり、「相手が何を求めていて、それを自社のサービスでどう解決していけるか?」という視点で自分の頭で施策を考えるように、と上司からも教わり続けてきました。
実際に、DMひとつでも「お客様のニーズを突き詰めきれず、ただサービス概要を並べたもの」と、「業界に起きている変化を把握し、現場の声を拾い、お客様のニーズに合った言葉を練り直して作成したもの」では、反響は驚くほど異なります。実際に、チームメンバーや営業メンバーなどに意見をいただきながらターゲットを絞り、実際の利用企業様の声を入れて、課題やニーズに沿う表現をしたことで、2倍の反響をいただいたことがありました。
そして「より良い成果を出すには、自分だけのアウトプットのA案、他の人からのFBのみのB案ということではなく、A案とB案を織り交ぜたC案を作ることで成果が最大化される」と感じています。マーケ業務に留まらず、どんな場面であっても、“自分だけ” “周りだけ”という視点ではなく、それらを調和させた“WE視点”のアウトプットを創っていきたいですね。
今は自分なりに精一杯考えた企画でも、フィードバックを受けて「その視点もあったのか」と再考させられる機会が圧倒的に多いですが、生みの苦しみを経た施策をきっかけにお問い合わせをいただき、結果的に人材採用やサロンの活性化に繋がったという声を聞くと、とても嬉しいですね。一つ一つの事例の積み上げが、お客様、業界そして社会を豊かにしていくことに繋がれば、と思っています。
※企業向け資料ページ。店舗のコロナ対策や、人材採用ノウハウなどを公開しています。
■リジョブ お役立ち資料 美容ヘルスケア業界 採用ご担当者様向け■
僕は高校3年頃から社会課題に関心を寄せるようになり、「貧困や殺戮など、社会課題が蔓延するアフリカに最も縁ある国」という理由で大学はフランス語学科へ進学しました。そして在学中、社会貢献活動や海外ボランティアに関わる中で感じたのが、「社会貢献したいと思っても、どうしたら分からない人が多い」という状況です。
もう少し突き詰めると、「社会課題分野の情報がまとまっているメディアや場所が少ない」と感じたんです。そこで、社会企業、社会起業家、政府機関、NPO、そして民間企業に所属しながらプロボノとして社会貢献活動に関わる人など、ロールモデルを紹介することで、社会課題に関心ある読者が「どういったソーシャルセクターで社会貢献をしたいのか?」を掴むきっかけを作りたい、と。
例えば、国単位など“マクロな立場から社会課題を解決したい”なら「政府機関」が選択肢に入りますが、“関わる人の身近で支援したい”想いが強いなら、「民間企業」や「NPO」も入ってくると思います。一方で、まだ誰も行っていない分野で社会課題を解決したいなら「社会起業家」という可能性も。
…そのように、社会貢献といっても、たくさんの関わり方の選択肢が実際にはあります。けれど、想いはあっても「0か100か」のような判断軸で、就職活動をきっかけに活動をスッパリ辞める人も多く、それは社会全体で考えた時に非常に勿体ないと思ったんです。
そこで「それぞれの人が、その人らしく社会貢献に関われる世の中」を目指して、「ココカラアース」というメディアを大学3年次に仲間とともに立ち上げました。「それぞれ」というのは、“社会課題に関心がある” “漠然とだが社会に貢献したい” などの、各個人のさまざまな想いを表しています。想いに優劣はなく、このメディアを通して、ソーシャルに関心がある人のキャリアのきっかけづくりができればと思っています。
実際に手を動かすのではなく、休日にクラウドファンディングの企画を推進したり、メンバーと共に組織運営について考えたりといった関わり方をしています。運営メンバーも20~30名になり、現役大学生の他に、今では週末や休暇を利用してプロボノ的に関わる自分のような社会人も増えています。
メディア運営を通して得た「相手は、どういう状況だったら嬉しいんだろう?」というスタンスで物事を組み立てる姿勢は、toBマーケの仕事にもとても生きています。“社会課題”や“ソーシャル”といったキーワードは、まだまだ世の中の関心が低いですが、事業で体現するリジョブと、言葉で発信するメディア、双方を通して世の中に広めていきたい、と思っています。
また、上司のAさんがよく「AND志向」と話しているのですが、どちらか一つを取捨選択するのではなく、結果としてメディア経由でリジョブに関心を持つ方が現れたり、リジョブのCSVプロジェクトを後輩が記事化したりと、ゆくゆくは「重なるところで、より多くの価値を出せるWINWINな関係」を持てるよう、可能な限りそれぞれと向き合っていきたいですね。
※彼が学生時代に執筆した記事はこちら↓
■ジャーナリストから国際機関へ就職⁉異例の経歴を持つ彼女が語る日本の教育〜UNESCO 斎藤珠里さん〜
はい、20卒同期がブログに書いている、こちらのプロジェクトです。埼玉県に3反の田んぼを借り、リジョブにご縁のある方々や地域の子ども食堂の皆さんと田植えや稲刈り等の活動をともにすることで、世代を超えたコミュニティを培い社会の豊かさに繋げていこう、という活動です。
■2020年も大収穫!…リジョブが『つぼみプロジェクト』を大切にする理由。
元々、リジョブには「咲くらプロジェクト」という、日本の美容・おもてなしの力で途上国の方々の経済的自立をサポートするCSV推進プロジェクトがあります。咲くらプロジェクトはフィリピンを活動拠点にしており、卒業生500名を超える、受講期間3か月・完全無料の“セラピスト養成講座”などを開講していますが、つぼみプロジェクトは国内の、地域コミュニティを大事に育むプロジェクト。初代隊長のF先輩から隊長を引き継がせていただくことになりました。コロナ禍を言い訳にせず、情報発信やお米の寄付先との関係構築など、今だから出来るコミュニティ創りを模索しています。
※収穫した新米。社内およびグループ会社へ配布しました。
何と言っても「巻き込み力」です!GMであり、リジョブ創業3年目に新卒入社した上司Aさんの、この力が本当に凄いなといつも実感しています。Aさんが声を挙げると、社内プロジェクトでもイベントでも、みるみる人が集まって動き出すんです。比較的新しい部署の為、“チーム文化”や“ミッション”などを部署内で話し合う機会があるのですが、Aさんは「チーム→リジョブ→顧客→業界→そして社会のために何ができるか」をより高い視座で考えられており、その熱いアウトプットに、自分たちメンバーも自然と意識を外へと引き上げられています。
また、Aさん持ち前の明るさでチームの雰囲気が前向きになることが多く、そういった精神的な面からもチームを支えてくださっています。Aさんの名言「やるかやる」を、初めに聞いた時は「めちゃくちゃ根性論!笑」と思いましたが、実際に社会人になって、迷っている時間が長いよりも、何かしらの行動を起こして行った方が物事が前に進むと感じます。
「巻き込み力」はマーケの業務はもちろん、20卒同期で取り組む「21卒に向けた新卒研修設計」でも、「つぼみプロジェクト」推進でも、どんな時にも必要な、最も身に着けたい力ですね。一方で、先輩方を見てきて、“この人が言うなら是非やろう”と思われる人になる近道は無く、目の前の仕事で実績を出し信頼関係を創っていくのが、一番の近道という事にも気づきました。だからこそ、もうじき点と点が繋がることをイメージして、今はこの「やるかやる」精神で、目の前のことに必死で食らいついています。
…学生時代より社会課題に関心があり、進学先を選び自らメディアを立ち上げた河崎さん。当時から「その人の責任ではどうにもならない、機会の不平等を解消できるような活動、ビジネスに携わりたい」という志を抱いていたそうです。
リジョブへ入社して一番の気付きは「目の前の小さな一歩の積み重ねが、大きな変化へと繋がっているという実感が深くなったこと」だといいます。何度も書き直したDMを見たお客様から反響があったり、サービスを活用して採用に繋がった時など、「実際にお客様の為になっている瞬間」に立ち会った時に、大きなやりがいを感じるそうです。
マーケ、つぼみプロジェクト、そしてメディア運営とフル稼働の河崎さんは、上司Aさんからは「弱音を吐かず、全てをANDで叶えようと行動する、漢気のある新人」と言われています。…そんな河崎さんやストーリーが気になった方は、是非話を聞きにいらしてください!
■新卒の方
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■中途の方
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