2023.04.27
「全月目標達成&通期達成率125%」というすばらしい成果をあげ、2022年度社員表彰では見事、入社1年目で事業や組織に大きく貢献したメンバーに贈られる『新人賞』を受賞! 所属チームも『チーム賞』受賞という快挙を成し遂げました!
「まず、やってみる!」精神で突き進み結果を出してきた努力家の梶谷さんは、高校時代にファッション業界の労働問題に触れたことをきっかけに国際政策学科へ進学し、大学入学後すぐに途上国の支援団体を設立。その行動力を活かしてフェアトレードアクセサリーの企画販売を推進してきたほか、NPO法人や民間企業でも、社会課題解決に携わるインターン経験を数多く積んできたといいます。
そんな、フェアトレードやNPOにエネルギーを注ぎ続けてきた梶谷さんがなぜ、就職活動を経てリジョブに入社したのか? そして、社会人として成果を出し続ける秘けつはどこにあるのか? について、話を聞かせてもらいました。
梶谷 真央(カジタニ マオ):22新卒。関西学院大学 総合政策学部卒。学生時代に途上国の支援団体を立ち上げ、フィリピンのシングルマザーによるフェアトレードアクセサリーの販売活動を行う。“生まれながらに選択肢が限られる方々が、自立できる環境・機会を生み出す手助けをしたい”と考えてリジョブ入社。大切にしている言葉は「自分の人生の中で、たくさん心が震える時間を持ちたい」。
はじめまして、大阪出身@22卒の梶谷 真央です。「大学で国際支援を学び、支援団体を立ち上げてフェアトレードアクセサリーの販売をしていました」と自己紹介をすると、もともと社会課題に対する意識が高くフェアトレードに関わったと思われがちですが、実際の動機は「ファッションが好き」という想いでした。
学生時代から繁忙期には家業の魚市場を手伝い、声を張り上げて売り子をしていました。自分の声の出し方や話す内容次第でお客様が気前よく魚を買ってくださる姿が嬉しく、当時から接客や営業の面白さを感じていたのかもしれません。そんな私は、大きくなるにつれてファッションに夢中になりました。けれど高校時代、バングラデシュのファストファッション工場ビル倒壊事故が大きく報道されたり、亡くなった方々の月給がTシャツ2枚程度といわれたり、ファストファッション自体が長時間労働や児童就労の温床といわれたり。そんなニュースを耳にするたびに「ファストファッションは着る側からしたら安くておしゃれでありがたいけれど、作り手を犠牲にするのは違うんじゃないか?」と考えるようになったんです。
そこから社会課題が気になり、適正な労働対価を支払うことで途上国労働者の自立を支える「フェアトレードという仕組み」がど真ん中に刺さったんです。これをもっと知りたい、真剣に関わりたいと、思わず前のめりになりました。
そこからは、国際協力・支援を学ぶ方向に進路を定めて大学進学し、一時期は授業もアルバイトもすべてフェアトレード尽くしでした(笑)。そこまでのめり込んだ理由は綺麗ごとだけではなく、進学先が第4志望の大学で落ち込んでいた反動もありましたし、座学授業では分からないファッションビジネスや労働問題のリアルな現場をもっと知りたい、という想いもありました。
けれど、いつものように商業施設内のフェアトレードショップで接客をしていたある時、ふと「自分がフェアトレードの概念を伝えられるのは、お店に来てくれた人だけ」という葛藤が生まれ、“自分ひとりがものを売ることを通して解決できる影響範囲は小さい”と気づいてしまったんです。
それで、より多くの人にファッション業界の課題を伝える方法を模索し、学生団体を立ち上げてフェアトレードアクセサリーの企画・制作・販売を行いました。既存の団体に入らなかったのはズバリ「扱っている商品のデザインや品質があまり良くなかったから」です。自分がファッションが好きだからこそ、「現地の方と一緒に、納得のいく品質のものを生産したい」そう思って団体をつくりました。
扱ったのは、フィリピンの貧困地域のシングルマザーが制作するアクセサリーです。「買い物」はとても日常的で身近なものなので、ファッション業界の社会課題を知らない学生たちに対しても「課題を知るきっかけ」を提供できたと思っています。
★梶谷さんが立ち上げた学生団体👇。その想いや活動は後輩たちに継承されています。
私ははじめてフィリピンを訪れ、現地で低所得コミュニティの方々と接した時に、とても暖かく迎え入れられたことと、その方々の笑顔がいまも印象に残っています。その出会いを通して「貧困=かわいそうな人たち」ではないことと同時に、「実際お金がなければ出来ないことも多く、現地の方々はお金を必要としている」ことも実感しました。
そしてフェアトレードアクセサリーの販売活動を続ける中で「現地の方々は、ただお金を欲しているのではなく、自らがお金を生み出して自立することを望んでいる」ことも分かってきました。
であればこの先、販売活動以上に自分が出来ることは何だろう?と、現地の課題に触れて考えたいと、大学2年次にフィリピンにあるNPO法人でインターンを体験しました。その後は、消費者にフェアトレードの概念を広める別NPOでもインターンを経験。日々、フェアトレードやNPOに没頭する中、活動の意義に触れるのと同時に、次第にNPOならではの制約や葛藤に閉塞感を覚える自分がいたのです。
やがて、その閉塞感は「このままNPOやフェアトレードという手段に囚われ続けていると、実現したいフラットな社会がつくれないのではないか?」という大きな違和感になりました。そして、寄付や善意に頼る部分が多いNPOでは得づらい「活動の持続性」を、民間企業の事業ならば創れるのではないか、それにフェアトレードの「買い物」という手段以外にも、世の中の課題を解決していく手段があるのではないかと考えられるようになり、視界がひらけた気がしました。
フェアトレードやNPOへのこだわりを手放したのは、ちょうど就職活動を考える時期でした。そのころ、スターバックスがストローを紙製に替えたことが大きなニュースとなっていて、一瞬「社会に大きな影響を与えたければ、大企業が富裕層やインフルエンサーを通して普及するのが一番近道なのでは?」という考えも浮かびましたが、どうしても恵まれた方々をお客様とする事業には、自分の想いを注げなかったんです。「私は困っている方々を支える事業に関わりたい」な、と。
また、途上国の方々のような「分かりやすく困っている方々」だけなく、世の中には自分の知らない課題や構造が沢山あることに気付き、国内の労働課題なども問題視するようになった頃に、ちょうど美容や介護といった、働きがいはあるけれども働きやすいとは言い難い業界に携わる方々に向けた事業を推進するリジョブと出会いました。そしてビジョンに触れた時に「社会性のある事業を通して、働きがいや人生に希望を持てる人を増やしたい」という方向性が一致していると感じました。
そして、最終面接で代表の鈴木さんから「関わる業界だけでなく世の中全体を視野に入れて、より多くの人の助けとなる持続可能な仕組みやビジネスモデルを構築し、世の中を心豊かにしていきたい」というお話を伺って、現在の枠にとどまらない、事業の拡がりと可能性を感じられたことが一押しとなり、入社を決意しました。
余談ですが、私はこれまで「やりすぎ・張り切りすぎて、チームの中で浮いてしまう」ことが多く、チーム活動に苦手意識があったのですが、大阪支社でのインターン経験を通して、リジョブのみなさんが真剣に、パッションをもってチームとして働いている姿に触れ「ここなら自分が浮かずに、自分が憧れてきた熱量でみなさんとともに働き続けられる」と感じられたことも、入社を大きく後押ししてくれました。
新卒メンバーが4月の入社直後に必ず向き合うのが、新卒研修です。リジョブの文化や事業を知るのはもちろんですが、研修の一番の肝は「22卒チーム全員で営業目標を達成する」ことでした。
これまで「個人で成果を出す」ことには自信がありましたが、それだけでは「チーム達成」は出来ず、「どうしたら同期と一緒に強いチームをつくれるのだろう?」と常に考えさせられました。私は感覚派ですが、仲間にはロジカル思考の人、説明に根拠を欲しがる人など様々なメンバーがいて、もっと自分が相手を理解できたら良いのに、と日々思っていました。
ピンチの時に思い出したのが、学生時代に海外の被災地支援のために立ち上げた、クラウドファンディングの経験です。当時行ったのは「コツコツ成果を積み重ねる背中を見せて、より多くの人を巻き込むこと」で、1,000円単位での少額ファンディングを地道に募り、その積み重ねで目標金額を達成したんです。
考え着くすべての方法をやり尽くして成果を出した当時を思い出し、新卒研修でも「まず自分が成果を出して、みんなのやる気を出したらいいんじゃないか?」と思い、営業先への架電数を増やす、ロープレを重ね交渉の精度を高めていくなど、行動量を増やしていきました。その結果、個人の成果とともに、チーム成果も徐々に上向き、ひとりでは出せないチーム成果をあげることができたんです。
★「チーム力」を大切にするリジョブのスペシャルコンテンツはこちら👇
自分は決して、「もともと自らアクションを起こせる人」ではなかったのですが、「すぐに出来なくても、出来るまでやり続ければいいじゃん」精神で見守ってくれた家族や先輩、上司そして同期にとても感謝しています。
※ 2022年度には、念願のチーム賞受賞!!当時の上司・先輩たちと♪
新卒研修後、6月に配属されたのは、リテール営業Div.でした。私の配属チームでは企業様の採用課題を解決するために、採用ニーズをヒアリングしたうえで、通常サービスプラスαのサービスの提案を行っていました。
配属チームでは、先輩から教えていただいた「接客はエンターテインメント」「愛と覚悟をもってお客様に接する」という二つの心構えを徹底してきました。前者は「折角お客様の時間をいただくのだから、梶谷と話して良かった、と感じられる時間にする」、後者は「お客様に寄り添って、課題解決策を考え抜いてベストな方法を提案する」という、言葉にするととてもシンプルなことを、1年目だからこそ愚直にやり続けた結果、自然と結果が伴ってきたように思います。また、学生時代から「より多くの人にきっかけを提供したい」と考えてきた私にとっては、オプションサービスによって採用成果に大きな付加価値を生み出していくというチームミッションも、とてもしっくりくるものでした。
私は自分の人生を通して「人と人との関わり合い」を沢山持ちたいし、仕事を通してそれを創っていきたいと思っています。この1年間、仕事を通してお客様やチームメンバーといった「相手と本気で向き合うこと」「チームで成し遂げること」を経験し、そこでの気づきや成長実感が大きかったことで、2年目は「事業で成果を出す」こととともに、これから先は組織づくりにも向き合っていきたいです。
梶谷さんが所属したチームでは、2022年度社員表彰にて、梶谷さんが「新人賞」、上司のTさんが「メンバー賞」、チームとして「チーム賞」をトリプル受賞。ともに、事業ミッション達成&自身の範囲をこえて、事業や組織に貢献したことを讃えての受賞となりました!
そこで、先輩であり同志であったTさんより、梶谷さんへのメッセージをいただきました!
『梶谷ちゃんは、立ちどまらずがむしゃらに突き進む【努力家】です。「まずはやってみよう!」精神で常に努力を惜しまず、新卒メンバーでありながら配属された2022年6月~2023年2月で目標を毎月全達成し、通期では達成率125%という素晴らしい成果を出してくれました。
梶ちゃんがいるとその場が明るくなる“チームのムードメーカー”で、 苦しい時もポジティブマインドを持っていて常に前向きでした。チャンスがあれば自分から掴みに行く主体的な姿勢や、諦めずにとことん努力を惜しまないその姿勢に、私たちもいつも勇気をもらっていました。
そして、先輩後輩関係なく「後輩なら言いづらかったんじゃないかな?」という状況であっても、しっかり自分の意見をぶつけて来てくれましたし、梶ちゃんのいう「チームに良い波を起こす人でありたい」を体現して、チームにとことん向き合い続けてくれました。おかげで私も頑張ろうと思えましたし、それが個人成果はもちろん、チーム全体としての成果にも結び付いたのだと思います。
社会人2年目となる今年は、「まずやってみる」持ち前の行動力プラス、より主体的に「自分はどうしたいか、どうすることがベストか」を一度立ち止まって考え続けることで、ますます素敵に成長していってくれることを応援しています!』
★梶谷さんと先輩Tさん。抜群のチーム力を体現する、頼もしい名コンビです!
先日の23卒入社式では、後輩に向けて「理想を現実にするのはそんなに簡単なことではないと社会人1年目に身をもって知ったけれど、諦めず行動すれば一歩づつ必ず理想に近づいていけるから、ともに進み、自分たちの理想を形にしていきましょう」という、素敵なエールを贈ってくれた梶谷さん。1年間がむしゃらに走り続けて結果を出した彼女の言葉だけに、重みがあります。
自分のミッションに精一杯向き合って新人賞を受賞した梶谷さん。社会人2年目は「個人のミッションに向き合いながらも、もっとチーム創りや組織を良くする取り組みに関わっていきたいです」と話してくれました。・・・ぜひ今期も、チームや組織に風を起こしていってほしいです!
「何か気になる」「少し話を聞いてみたい」と思った方は是非、気軽に話を聞きにいらしてください!
■新卒の方
https://rejob.co.jp/recruitment/job_type/fresh
■中途の方
https://rejob.co.jp/recruitment/job_type/career