2020.08.24
みなさんこんにちは! 今日ご紹介するのは「幼稚園教諭やベビーシッターを経て、リジョブに入社した」ユニークな経歴を持つ、労務担当:若山 陽子さんです。
「学生時代は”副委員長”気質で、その頃から”誰かを支えるサポーター”的な役割が自分に合っていると思っていました」と語る若山さん。リジョブでは貴重な40代社員として、創業期から総務・法務・労務といった角度から会社を支えてくれています。そんな彼女に、なぜベビーシッターになり、なぜリジョブへ入社したのか?といった話を聞いてみました。
はじめまして、リジョブで労務を担当している若山です。社歴はなかなか長く、2013年に入社。ちょうど、ノリに乗って拠点規模を拡大していた時期でした。私が幼稚園教諭やベビーシッターを経て、どうしてリジョブの労務に行きついたのか、少しお付き合いください。
私はマイペースな3姉弟の長女として「自分は自分、他人は他人」と、良く言えば他人と自分を比較せず、悪く言えば競争心のない子どもとして育ちました。
子どもの頃は、日々の生活にちいさなゲーム要素を取り入れて過ごしていて、小学生の時は「給食をいかに均等にスピーディに振り分けられるか」に一時期はまりました。卒業時のメッセージカードに「体が大きいとかそういう事に一切関係なく、平等に給食を配っててすごいと思った」と書かれていて、ああ、自分が行っていた事を、配慮として受け止めてくれる友人がいるんだな、と感激したり。
中学生になると、立て続けに「副委員長」を務める機会があったのですが、この時に「頑張っている誰かをサポートすること」にやりがいを感じるようになりました。必要な資料を適切なタイミングで渡したり、委員長がミスったものをカバーしたり。自分がメインに立つよりも、縁の下の力持ちとして支えるポジションが合っているんじゃないかと、漠然と思いましたね。
高校受験もゲームの一環のように楽しみ、そこそこ良い高校に入学できたのですが、高校に入った途端興味を失い、学業の上ではかなり転落していきました。その後の進路を考える際は、そもそも大学に行くことの意義が見いだせず、親から「せめて専門学校に行きなさい」と言われ選んだのが、当時自分が向き合いやすく、少しでも興味の持てそうな保育士・幼稚園教員養成校だったんです。
専門学校だったので、就職までの道のりはほぼ一直線でした。卒業後はこれまでの人生で乳児を相手にする機会がなかった為、保育士よりは自分の働いているイメージが付くからと、幼稚園教諭に。幼稚園独特の女性社会にどうしても馴染めず、ここは早々に退職することを決意しました。今思い返しても、新社会人ゆえの衝動で辞めたわけではないと胸を張って言える程、後悔はしていません。それだけ、その風土が肌に合わなかったのだと思います。
その後「保育というものにもう少し触れてみたい」という考えから、ベビーシッターに転身。とあるご家庭の専属ベビーシッターとして、1人の子どもが幼児期から小学校に上がるまでの数年間を一緒に過ごしたことで、自分の中で「保育に対する気持ち」に区切りがつき、シッター卒業を決意しました。
この経験を通して、「人には個性があって、それぞれに得手不得手もあるということ」を体感したのとともに「この人はどういうタイプなんだろう?と考えながら行動して接する習慣」はついたかもしれません。幼児期は個性全開なので分かりやすいですが、大人になると分別もついて段々分かりにくくなる中で、この習慣が各個人への接し方の工夫や自分の感情のコントロールなどに一役買ってる気がします。(もちろん、それだけで思い込みや決めつけはしないように注意しています♪)
ベビーシッターの仕事をやりきった感もあり、今後の人生を考え一般企業への転職を考えるように。派遣社員としてしばらく事務経験を積んだ後、一般企業に総務として入社することになりました。
この会社では総務・法務を3年ほど経験し、事務スキルを磨けたものの、時が経つにつれて「この会社は、社会に対して何をしようとしているのか?」「そこが見えないまま、会社のために動く1つの駒としてこのまま働くのか?」モヤモヤするようになり、転職を決意します。
転職活動中、知人の紹介がきっかけで創業4年目だったリジョブに応募したのですが、当時面接してくださった方から、「会社として今までどういうことをやっていて、これからどんなことをしていきたいか」といった話を丁寧に話してもらい、ここでなら今まで自分がやってきてことを活かせそうだし、新しいことに会社の皆さんとチャレンジできそうという期待感が生まれ、入社を決意しました。
あれは入社して2ヶ月経った頃でしょうか。リジョブが急成長・激動の時代に突入していく最中で、労務を担う社員が不在となり、労務未経験の自分が総務、法務に加えて労務を兼任することになり、正直かなりのプレッシャーに押し潰されかかり、しんどい時期を過ごしました。
当時、今の上司でもある役員の長南さんに精神面を支えていただきました。私の懸念や想いについてとことん話を聞いた上で、「すぐに対策できるものはこうしましょう」「何かあればすぐに連絡してください」と提案いただくなど、期待が持てるようにしていただいたんです。(今となっては無遠慮にコンタクトを取るようになって、もしかしすると内心では、もう少し抑えて欲しいと思われてるかもしれませんが(笑)、期待される成果を出すためにお言葉に甘えさせていただいています。)
そして労務担当として持ち直したと思った矢先に、じげんグループにM&Aされることに。このM&Aにより、会社のトップが現:鈴木社長に変わったのですが、鈴木さんは全社員一人ひとりと面談をし、こちらからの質問に真摯に答えてくださいました。社長としっかり話をする機会はこの面談が初めてでしたが、「どんな会社であって欲しいと思いますか」という言葉を聞いた時に、新しいリジョブへの期待値がぐっと上がりました。前職でずっと引っかかっていた「会社の目指す方向性、何をやろうとしている事が見えない」という問題が、すっきりと解消されました。
社内の風通しが良く、皆で一丸となって目標に向かおうとする光景を自分も目にすることが出来、その中で忘れかけていた自分の「サポーターとしてのやりがい」も奮い立たされ、これから心機一転、頑張ろうと思うことが出来たんです。
そこからは、新たに総務や法務を請け負ってくれる仲間が増え、総務人事部として、当時1人では出来なかったことに広がりと深みが出てきていることが、素直に嬉しいです。
リジョブの若い仲間を見ていると、学生時代から社会貢献に関心があったり、社会性のある新規プロジェクトを立ち上げたりと、年下ながら凄いなと尊敬できるメンバーが大勢います。「自分はとてもそうはなれないな」と思う反面、「この子達に安心して頼ってもらえるような労務であろう」と思うんです。
私は、自分のようなビジネス的に異色の経歴であっても、一人を大勢の中に埋もれさせることなく、伸び伸びと仕事をさせてくださること、そして自分の中に眠っていた「サポーターとしてのやりがい」を目覚めさせてくださったことに、長南さんをはじめ、リジョブにとても感謝しています。
もしひとつ自分に誇れるとしたら、専門学校進学時、ベビーシッター卒業時、大企業からリジョブへの転職時等、節目節目で感じた「根本的な疑問」から目をそらさず、自分なりにそこに精一杯向き合ってきた、というところでしょうか。そしてこの会社は、そういったメンバーに向き合ってくれる人ばかりで溢れています。
また、私は管理部門は会社の“縁の下の力持ち”として、「リジョブの仲間が働きやすいと感じ、パフォーマンスを最大化するための環境を試行錯誤して作っていく部署」だと思っています。労務担当としては「メンバーが安心して仕事できるように、保険等の手続きや給与支給などに不安を感じることがないよう誠実に対応したい」という思いを入社当初から持っています。
そこは外さないようにしつつ、「困ったときに安心して頼れる」「なにかあった時に、ほんの少し気持ちを落ち着けたい」といった時にメンバーが気軽に寄ってきてくれる、この先どんどんメンバーが増えて組織が成長していったとしても、そんな部署であり、拠り所スポットでありたい、と思っています。
「何か気になる」「少し話を聞いてみたい」と思った方は是非、気軽に話を聞きにいらしてください!
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