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REJOB BLOG

2020.02.17

『何者でもない自分』が人一倍の行動量で自信を培い、26歳で大阪支社長になったストーリー:中村 洋佑さん

 

インターンや新卒研修等々、メンターとして関わった後輩男子から絶大な尊敬を集める大阪支社長:中村さん。2014年、リジョブがじげんグループにM&Aされる前に新卒入社し、同期の介護Div.マネージャーHさんとともにリジョブの中核を担う若き支社長です。

 

「入社当時は、優秀な同期と自分を比べてコンプレックスで落ち込む”何者でもない新卒”で、そこで火が付いたんです」という第一声に、「もともと資質に恵まれて、とんとん拍子に進んできた人なのだろうな」と勝手に抱いていた印象がガラッと崩されました。

 

「”何者でもない””このままじゃ会社の仲間、お客様の役に立てない”と心底落ち込んだからこそ、『人一倍の行動量』を心掛け、実践してきました」という中村さん。爽やかな笑顔の裏側の、ひたむきな努力に人は惹き付けられるのかもしれません。新卒入社後、営業⇒介護事業立ち上げ⇒大阪支社長と活躍の場を広げる中村さんに、東京出張の合間に話を聞いてみました。

 

 

 

■昔から勉強は苦手、人が大好き。中村少年の原点は「正義感の強いお母さん」。

 

いきなりですが、子どもの頃から勉強は苦手でしたね(笑)。ただ、正義感の強い母親の影響か「人の役に立つ」ことが好きで、中学ではサッカー部の部長、大学では楽器未経験にも関わらず軽音サークルのサークル長をしていました。

 

昔から、僕は勉強は苦手でも、人が大好きなんです。「みんなの良さを活かせたら、もっと活気のあるチームになるのになあ!」という気持ちから、自然とまとめ役を買って出ていました。

 

「まとめ役の究極は経営かな」という着眼点から経営学部へ入学。社会で実際に活躍するビジネスマンが講師をされていて、座学ばかりでなく社会とリアルに繋がっていて楽しそう!というのが進学の決め手でした。

 

軽音サークルでギターボーカルを担当し、適度にお酒を飲んで少し勉強をして…とごくごく普通の大学生活を送り、就職活動も「何となくカッコいいところ」という理由でスタートし、アパレルや広告業界などを回っていましたが、どこも今一つ決め手に欠ける。そんな中で映画広告やポスターの制作会社に内々定し、このまま何となく社会人になるのかな、と思っていました。

 

 

 

※大学時代、ボーカル&ギターを担当していました♪

 

 

■広告会社内定を断り、旧代表率いる創業5年目のベンチャー企業リジョブと出会う。

 

「何となくカッコいいから」と内々定をもらった映画広告会社でしたが、卒業が近づくにつれ、そこまで映画好きでもないし、今後の人生40、50年をかけて、心から映画広告を創りたいと思えるのかな?本当にこれでいいの?何をやりたいの?と迷うように。

 

当時、やりたいことは明確ではありませんでしたが、「自分は何をやっているときに嬉しいの?」と問うた時に「大好きな誰かの役に立てた時」だなと。そして「人の役に立った時、役に立ちたいと思った時を肯定してくれる会社」を探し、M&A前のリジョブに出会いました。

 

当時のリジョブは美容業界特化型の求人メディア運営で、急激に業界トップクラスへと台頭していた時期。とはいえ僕は事業内容は全く知らず(笑)、「人々を豊かにすることに、色々な切り口からチャレンジしていくベンチャー企業」という所に心惹かれました。

 

その頃、リジョブは「グーグルを超える」という言葉を掲げていましたが、根底には「グーグルがあったからこそ、人間の生活が豊かに進化した」「その位の気概を持って、人々を豊かにする事業を形にしよう」という理念がありました。「何をするか」よりも「そこを目的にして進んでいく」というマインドを認めてくれるんだ、という所が響きましたね。

 

何より、リジョブの選考が進んでいく中で、出会った先輩たちがとにかく魅力的でした。皆さん「社会」「世界」といったキーワードを、自分事のように自然に伝えていて。みんな何故、そこまで社会に関心が持てるんだろう?カッコいいな、と思っていました。

 

 

※新卒入社時!

 

 

■「大切な人の為に、何者かになりたい」と人一倍行動した新卒時代。

 

リジョブ入社後、抱いていた印象とのギャップはあまりありませんでした。けれど、優秀な同期に対してのコンプレックスがありましたね。みんな、いい大学を出ていましたし本当に賢いんです。インターンの時のアウトプットもレベルが高く核心をついていて、思いやりにも溢れていて。自分はそれほどの意見も出せないし、存在価値がふわふわとして「何者でもないんだな」と、日々悔しかったです。

 

そんな調子なので、営業配属1ヶ月目は成果も下の方でした。そこで「このまま何も持たない状態で、実績も上げない状態で、社会がどうこう言っていても説得力がないし、悔しい」「早く、力を付けた何者かになろう」と、自分に向き合うことを一念発起。

 

具体的には、毎朝8時に出社し商談のロープレを行う・自分の商談を録音して文字に起こし課題を改善点を洗い出す・先輩の商談も同様に文字起こしして学べる部分を学び取るなど、誰よりも行動量を増やした自負があります。

 

「自分のために頑張る」「自己成長」といったキーワードは苦手でしたが、「支えたいと思う誰かの役に立つために、力を付けたい」という想いでこの時は突っ走りましたね。元来「相手の想いを知り、共感して、そうすると相手を人間的により好きになって、何かの役に立ちたくなる」という気質なので、営業をやっていって、美容業界に携わる方々が大好きになっていったということも大きかったです。先輩方の商談では、お客様に気付きや得るものを提供できているのに、「自分は大好きな人たちに、何も提供できない」という状態が悔しかったんです。

 

 

 

■行動量に比例して営業成績がアップ。気付いたら商談の質が変わっていた。

 

そして、自分の中で「これだけやったのだから」と思える行動量に比例して、翌月から成果が上がりました。これは「新しい武器を手に入れた」というよりも、ロープレが染みついたことで、自分側に余裕が出来てきたことが大きかったです。

 

 

※新卒2年目。現:営業統括マネージャーAさんと社内クリスマスパーティーにて。

 

「どんな悩みを相談されても、切り返せる」と思える事がお客様のための余裕に繋がり、「リジョブのサービスを売る時間」から「お客様の問題解決のための時間」へと商談の質が変わり、結果、お客様の求めるものを提供できたのだと思います。

 

営業を半年経験した後は、コールセンター機能を担うチームへ。アルバイトさんが多いチームでしたが、ここでまたまたメンバー達を好きになって「この人達が働きやすい環境を整えたい」とリーダー的な役割を果たすように。その後、現代表の鈴木さんに声を掛けられ、同期Hくんが立ち上げた介護業界版求人メディア「リジョブ介護」事業に、営業責任者としてジョインしました。

 

 

■介護事業立ち上げを経て、大阪支社長へ。「中村君だから」という声に応えたかった。

 

当時、介護業界への接点は無かったものの、鈴木さんから話を聞いて業界の働きづらさや置かれたイメージに驚きました。その後実際に介護事業所を訪問し、沢山の現場で話を聞いて、またまた介護業界の方々に共感し、「なんとかこの人達の役に立ちたい」「介護を誇れる仕事にしたい」と思うように。

 

「リジョブ介護」を通して採用コストを抑え、浮いたお金を現場へ還元し業界をボトムアップするとともに、介護の仕事の意義を発信し、業界に携わる方々の活躍の後押しをしたい、と思うようになりました。

 

※介護事業立ち上げストーリーについてはこちら

 

リジョブ介護が軌道に乗り始めた頃、今度は鈴木さんより「大阪支社長になってくれないか」という話をいただきました。正直「介護を離れるのか」という寂しさも一瞬よぎりました。

 

けれど、何者でもなかった自分が「中村君だから任せたい」と代表に言ってもらえた事が嬉しく、期待に応えたかったこと、自分が東京で活き活き働いているからこそ大阪メンバーにも気持ちよく働いてほしいと思ったこと、介護事業を関西でも伸ばしていきたいと思ったことなどが重なり、大阪行きを決意しました。

 

 

※ともに介護事業立ち上げに関わった、同期のHくん(現介護Div.マネージャー)と!

 

 

■大阪支社で大事にしているのは「Funny!」さ。合言葉は「幅利かしていこうぜ!」

 

大阪支社にいざ初出社して、まず感じたのは「ピリピリとした緊張感」でした。当時の大阪メンバーには「関西の営業拠点に加え、リジョブ全体のコールセンター機能も担う」という期待に対するプレッシャーや、3年半慣れ親しんだ前支社長の後を継ぐ新支社長は一体どんな人間なんだろう、という不安もあったと思います。

 

そこで「これを機会に新しい“チーム大阪”を創っていこう」と、支社長としてメンバーへ積極的にコミュニケーションを取ることを心掛けました。大阪初のキックオフでまず伝えたのが「大阪が幅利かしていこうぜ!」という一言。東京から来たばかりの新支社長が何を言うんだ、と驚いたメンバーも多かったと思います。

 

大阪は一拠点なので人数も程よくまとまりやすい。だからこそ、色々な施策を大阪発で試して結果を検証し、良いものは東京に広めていこう。東京の後ろを追いかけるばかりでなく、自分たちが「東京に教えてあげよう」という位の気概でリジョブを成長させていこう。胸を張っていこう。その為にも、まずお互いに感謝して認め合おう。

 

なので、アルバイトさんが取ってくれたアポを他人事のように批評するメンバーには、こっぴどく叱りました。1件のアポを取るためには、何百件もの架電があったはず。そのアポを商談に結び付けるのが営業なのだから、まずアルバイトさんに感謝しよう。

 

特に大切にしたのが「照れずに”感謝”を伝える」という部分で、口頭やチャットワークで「感謝」を伝えることでその輪が広がり、徐々に支社の空気が明るくなり、メンバーに自信と信頼関係が培われていきました。そして気づいたら「この施策はぜひ大阪から東京へ発信しよう!」といった支社独自の文化が根付いてきたんです。

 

この頃、大阪で立ち上げた「基礎代謝向上Div」という課外活動も活発で、仕事を超えてメンバーの繋がりを深めることで、結果的に仕事もしやすく、心理的安全性の高いチーム創りにつながっています。

 

 

※大切な大阪支社メンバーと。みんな仲がいいです!

 

 

■「助けてあげたい人」が、社内にも社外にも沢山いるのが、原動力。

 

僕は本当に「目の前の一生懸命な人」と接すると「この人の役に立ちたい」と、愛情を注ぎたくなります。今、大阪のメンバーが大好きで、のびのび活き活きと働いてほしい。だから、支社長として心掛けているのは「先頭を走る人間が、一番その場を前向きに楽しんでいる姿を見せる」ことです。契約が取れたら「キター!!」と率先して盛り上げますし、みんなに前向きに楽しく仕事をして欲しいと思っています。

 

「何者でもない」を自覚している僕は、自分の為にはさほど頑張れないけれど、「誰かのため」だと俄然力が出るんです。リジョブは「好きにさせてくれる人」「力になりたいと思わせてくれる人」が社内にも社外にも沢山いるから、自然と力が湧く環境でありがたいですね。

 

振り返ると、介護事業も大阪支社長も当時は「まさか」と思う選択肢でしたが、飛び込んでみたらとても意義のある道でした。これからも、想像を超えた道のりを示されるかもしれませんが(笑)、会社そして代表の鈴木さんを信じているので、「何をするか」とともに「誰のためにするか」という部分を大切にして、人の役に立ち続けられる人でありたい、と思っています。

 

 

 

「人に寄り添う時には、まずフラットに話を聴くことを心掛けています」という中村さん。頭ごなしに「それはこうだから」と決めつけず、その人の悩みの深さや度合いなどを受け止め「どうしたいのか?」を推し量るそうです。仲間として話を聞いてほしいのか、支社長としてのアドバイスを求められているのか、そこを受け止めた上で、相手に求められたら話す。感謝の心や思いやりを忘れず、徹底して「相手」を尊重することが、結果的に「皆に慕われる中村さん」に繋がっているのだと思いました。

 

「行動量の積み重ねが自信を培い、気が付いたら仲間やお客様から必要と思っていただける機会が増えていました」と続ける中村さん。真面目一辺倒ではなく、社内イベントでは誰よりも会を盛り上げてくれる、圧倒的人気の支社長です。「これだけ頑張ったらもう大丈夫という所まで、まず頑張ったら自分を認められると思うんです」という言葉に説得力のある中村さんと話してみたい方、大阪支社に興味のある方、ぜひ話を聞きにいらしてください!

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