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REJOB BLOG

2019.06.27

ゲストは話題のスーパー官僚! 介護業界のリーダーが集まり、健康長寿社会と業界の課題解決を語るイベントとは?

 

みなさま、こんにちは! 2018年度入社新卒2年目、介護事業部営業の藤森と申します! 出身は三重県、大学は大分県にある立命館アジア太平洋大学で環境・開発について学び、海外NPOでのインターンを経てリジョブに入社しました!

 

藤森の生い立ちから入社までは、こちらのブログでお話させていただいています。

 

今回は、先日新オフィスの芝生スペースを貸し出して行った介護業界や高齢社会に関わるイベントについて、ご紹介させていただければと思います!

 

 

■なぜ芝生スペースの貸し出しを行っているのか?

 

3月に池袋に移転した新オフィスでは、コミュニティースペースをより充実させました! 広々とした芝生スペースと近くにバーカウンターを兼ね備えており、交流の場としてはとても充実しています☆社内でも、部署を超えたイベントの際など利用しています♪

 

そしてこの場所を「社会課題を事業や新しいしくみで解決したい」と考える志をともにする団体や有志のみなさまに、会場協賛としてご利用いただいております。

 

新オフィス紹介ブログはこちらです

 

 

■日本最大級の介護に志を持つ若者のコミュニティ「KAIGO LEADERS」とは?

 

さて、今回イベントを主催された、株式会社Join for Kaigoの「KAIGO LEADERS」についてご紹介させていただきます。

 

日本最大級の介護に志を持つ若者のコミュニティである「KAIGO LEADERS」は、「2025年、介護のリーダーは日本のリーダーになる。」というビジョンを掲げ、同じく業界に志のある若者に対して、実践的な学びの機会を提供されています。

 

株式会社Join for Kaigoの代表者であり、「KAIGO LEADERS」発起人の秋本可愛様は、厚生労働省の介護人材確保地域戦略会議に有識者として参加したり、「第10回若者力大賞」を受賞されるなど、業界でご活躍をされていらっしゃる方です。

 

 

秋本様とは、「リジョブ介護」のサービスを立ち上げた後、介護業界の課題に対して志を同じくする立場として、交流させていただいています。これまで介護事業部のメンバーやその他社員も、学びの場に参加をさせていただいてきました。

 

「KAIGO LEADERS」について詳しくはこちらをご覧ください!

 

芝生には、直に座っていただく事も大歓迎。今回のイベントでは軽食も振舞われました。

 

 

 

 

■今回のテーマ:「常識」や「アタリマエ」を塗りかえろ! “スーパー官僚”に学ぶ令和時代のつくり方。

 

当日は、このようなテーマのイベントが満員御礼で開催されました! ”スーパー官僚”と紹介されたゲストスピーカーの江崎 禎英(えざき よしひで) 様は、経済産業省と厚生労働省の兼任という異例の二足の草鞋を履き、超高齢社会の医療介護問題をはじめとした様々な社会課題と向き合い、官僚という職にとらわれない柔軟な姿勢で、社会を変革する努力を続けられています。最近ではメディア露出も多く、著書「世界は変えられる」も非常に話題になっていますね。

 

講演の概略は、これから21世紀は人生100年時代と言われており、日本をはじめとし多くの人が“二周目の人生”(0歳~60歳が一周目。60歳~120歳が二周目)を生きられるようになる。「高齢化」は対策すべき課題ではなく、「超高齢社会」⇒「健康長寿社会」と置き換えることで、「“二周目の人生”を如何に楽しく、健康に生きるか。それを実現できる社会をどう創るか。」という課題設定のほうが、より適切だというお話でした。

 

「超高齢社会への対応」というタイトルでお話をしてくだった内容はすべて、厚生労働省が公開しているデータをもとにしたものでしたが、日本の医療保険制度や介護保険制度の負を切り口を変えて、ユーモアたっぷりにお話をしてくださりとても理解がしやすかったです。

 

個人的には「人生最後の3日間で、生涯医療費の30%を使う」という話にとても驚きました‥! 3日間で、30%。ここに、現在の終末期医療の問題や歪みが見え隠れしますね。

 

限られた資金(資源)をどのタイミングでどう有効活用するのか、二周目の人生を充実させるために、より適切な利用方法があるのではないか。これは個人・組織・国を問わず、当事者意識を持って考えるべき課題ですね。

 

 

また、「KAIGO LEADERS」のイベントには、必ず参加型のワークが組み込まれます。ワークの中では、『「健康長寿社会」は実現可能か? 実現するためにはどうすれば良いか? 』ということをディスカッション。介護・医療の現場の方から様々な企業に勤められている方までいらっしゃり、充実したディスカッションを行うことができました。

 

 

1つ大きなポイントとして、高齢者が社会的な役割を担うことで、それが自立に繋がり健康年齢が上がるという話がありました。介護施設の入居者の例で、どんなに立派な施設に入所をしてもすべき役割がないと3週間で施設を出たくなる。という結果もあるそうです。

 

介護業界で考えると、「何を実現するための介護なのか」目的の再認識が必要で、「お年寄りは弱いもの、支えられるべきもの」ではなく、「最後まで自立した生活を目指す」ことが幸せな健康長寿社会のために必要である。施設での過ごし方も、レクリエーションや読書という活動だけでなく、ボランティアや地域の世話役といった役割を持つことや、生きるための支援でなく自立のための支援が大切であるというお話を聞かせていただきました。

 

 

 

■「ありがとう。」は悪魔のささやき?

 

介護施設の利用者の方は日々、介護やお世話をしてもらうことに対して「ありがとう」と言っており、利用者の方からの「ありがとう」をやりがいに仕事をする職員も多いが、ご本人たちは、やってもらったことに対する「ありがとう。」「ごめんね。」を言う立場より、誰かの役に立ち、「ありがとう」と言われたいのだというお話があり、確かにその通りだと納得しました。

 

自立のためのサポートを行い、役割を持っていただくことで、自然と「ありがとう」が届くようなしくみを整えることが必要で、「介護が必要になっても活躍できる環境をつくる」ことが大切だという話に、会場全体が大きくうなずいていました。

 

 

■リジョブが提唱する「介護シェアリング」と高齢者の活躍!

 

当日は、リジョブとして参加者のみなさまにプレゼンするお時間をいただき、主に「リジョブ介護」のサービスについて藤森からお話をさせていただきました!

 

意外かもしれませんが、Webサービスである「リジョブ介護」では高齢者の方が求職者として応募・採用され活躍しているケースが多いのです!

 

 

 

■高齢者も活躍する、リジョブの「介護シェアリング」とは?

 

私たちリジョブは「介護シェアリング」を通して、多様な人材が介護の仕事を担える社会を創り、介護業界の人手不足の解消を目指しています!

 

「介護シェアリング」をもう少し詳しく説明すると、業務特化・短時間業務で介護業界の仕事を行う方法で、従来の早番・遅番・日勤・夜勤というシフト制勤務で1人でたくさんの業務を担う方法ではなく、業務を切り分け、複数名で仕事をシェアするというものです!

 

そうすることで、「介護の資格はあるけれど、未経験」「経験はあるけれど、ブランクがある」「資格は無いけれど、介護業務に従事したい」といった幅広い層の方々に業務分担を行うことが可能になります!

 

下記の図解を参考にご覧ください☆

 

 

また、通常の介護職と「介護シェアリング」の応募者の傾向を分析したところ、あることがわかりました。通常の介護職の場合、ユーザーは20代〜40代がメインになります。

 

しかし「介護シェアリング」の場合には、女性が30代〜50代、男性が40代〜60代と通常の介護職に比べ、10〜20歳も差があることがわかりました! 主に女性は子育てが落ち着いた主婦層、そして男性は定年退職後の方が活躍されているのです。

 

 

「介護シェアリング」の仕事内容は、食事作り・送迎ドライバー・清掃など様々です!

 

介護現場での高齢者の活躍については、従事者・介護事業所・利用者の三者にとってプラスのことも多く、従事者にとっては働き方の選択肢が増え、介護事業所にとっては人材の確保ができ、利用者にとっては年齢の近い職員がいることで安心感があるというお声もあるようです。

 

この「介護シェアリング」サービスは、様々なメディアに取り上げていただき、昨年は経済産業省の意見交換会にも登壇させていただきました。

 

 

■まとめ:「健康長寿社会」を介護業界から実現するには?

 

今回、江崎様のお話を聞かせていただき、参加者のみなさまと交流させていただいたことで、介護業界の高齢の従事者・利用者問わず、役割を持ちイキイキと生活を送ることが「健康長寿社会」の実現に貢献するという新しい視点を得ることができました。

 

そして、世の中で「当たり前になってしまっているが、どこかおかしい」と感じる事象を見過ごさず、直に現場を知り対話を重ね、その社会課題の根本的な課題解決に取り組み続けている江崎様・主催の秋本様の姿に、「世の中の”当たり前”が本当に正しいのか、疑ってみる姿勢」「社会構造を理解したうえで、今出来るアクションを考え、遂行する力」の大切さを学びました。

 

リジョブの介護チームメンバーは、今回のイベントを通し、社会的な役割が大きい介護の業界だからこそ、高齢者をはじめ多様な人材が活躍できるプラットフォームを作っていきたいと再度認識することができました。

 

…私たちと一緒に、介護業界・社会を豊かにするプラットフォームを創りたい、話を聞いてみたいという方はぜひリジョブオフィスでお待ちしております! 面接・面談は冒頭でご紹介した芝生スペースで行わせていただきますよ!!

 

 

☆株式会社リジョブでは一緒に働く仲間を募集しています☆

 

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