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REJOB BLOG

2023.10.10

新卒入社5年目。経営幹部候補生として、関わるすべてに経営視点で挑む「All as one」の考え方へ。

 

九州大学大学院出身、2019年新卒入社の上妻さん。もともと社会課題に関心が高く、大学院を1年休学し「限界集落の独居老人と共同生活を送りながら地域復興に関わる」といった道のりを経て、26歳でリジョブに入社。入社後はケア(旧:介護)事業部に所属し、営業/CS(カスタマーサポート)/広告制作に携わり事業づくりにコミットする一方で、経営幹部候補生として組織創りや経営課題にも、当事者意識の幅を拡げながら日々取り組んできました。

 

入社5年目となる現在はコーポレート推進UNITにて、新卒採用チームリーダーとして採用と組織づくりに全力投球。リジョブのビジョン達成に向け、事業と組織をともに成長させるための「未来の仲間との出会い」に全力コミットしています。「リジョブに入社したことで、ミッションや責任をフラットに担うことの大切さや、全てにおいてオーナーシップを持って取り組むこと=経営視点で挑み続けることの重要性に気付かされました」と語る上妻さんに、これまでとこれからの想いをインタビューしてみました。

 

 

上妻 潤己(コウヅマ ジュンキ):2019新卒入社/熊本県出身。長崎県対馬での市役所インターン及び独居高齢者との1年間の共同生活を経て、「だれもが孤立しない心豊かな世の中を創る」ことを志しリジョブ入社。ケア(旧:介護)事業部のチームリーダーを経て、現在はコーポレート推進UNITにて、新卒採用チームリーダーとして採用・組織創りに携わる。好きな言葉は「創造的な利他主義」。

 

 

#「高齢者の孤立」を解消したかった大学院時代。もどかしさを抱えつつ、一人がむしゃらに頑張っていた。

 

はじめまして、新卒入社5年目・新卒採用チームリーダーを務める上妻潤己です。学生時代から社会課題への関心が高く、対馬の離島での独居高齢者との共同生活を経験したことで「高齢者の孤立という社会課題を解決したい」という想いを抱いて、リジョブに入社しました。
※僕の、リジョブ入社までのストーリーはこちらのブログ☟で紹介しています。

 

19新卒インタビュー①:独居高齢者と1リットル5,000円の水?…限界集落で1年間過ごし“高齢者の孤独を本気で解決したい”と上京した、上妻 潤己 さん

 

リジョブ入社までは、大学院を休学して臨んだ「独居高齢者との同居生活」を原体験に、「高齢者の孤立をビジネスを通して解決する」ことを、僕自身の大きなビジョンにしていました。その背景には「ビジネスで課題を解決しないと、ビジネスに利用される」という切実な想いがありました。というのもこの同居体験中、「おばあちゃんが、訪ねてきた見慣れない女性から1リットル5,000円の水を購入する」場面に遭遇したのです。「女性は破格の値段で水を売ってはいても、おばあちゃんが求めている人とのつながりや相手への思いやりを提供していた」ことを目の当たりにしたことで、僕はもっと別のかたちで人とのつながりを創りたい、そのためにビジネス力をつけよう、成長しようと強く決心し、リジョブへ入社したのでした。

 

そうして理念や経営方針や、僕自身の成長可能性を感じて入社したのですが、リジョブが誇る「チーム力」には、当時はあまり惹かれていた訳ではなかったんです。というよりも、入社当時は社会に影響力を与えるための「掛け算のチーム力の重要性」について理解できていませんでした。チーム力を単に「メンバーの頭数が増える足し算」だと捉えていて、本当の意味でのチーム力を知らない状態でした。学生時代からさまざまなチームで動いてはいても、メンバーの間に想いの差があったりするのは当然かつそれぞれの価値観だと思い、チーム内に温度差があることに違和感を持ったことはなかったんです。実際には、ひとりひとりの主体性や想い・パワーの「掛け算」こそがチーム力なのだと気付いたのは、リジョブに入社してからです。

 

 

#「入社直後~2年目」 ソーシャルビジネスへの志をもち、個人の視点から全体で事業を捉えていくための成長期

 

まず、入社直後の、全員必須の新人営業研修。僕は過去の実績をもとに成功確度が低そうとなると、アタックする前にターゲット条件やフィールド設定を変えることを試みがちでした。けれど、先輩からの「上妻は、やる前から挑戦しないの?今出来ることだけやっていれば、それでいいの?」という言葉を聞いてハッとさせられました。自分はまだ誰も解決していない社会課題というハードルが高いことに挑もうとしているのに、出来そうにないことが分かったら挑戦しないなんて何をやっているんだ、これじゃいかんなと。それからは、やれるかどうかを考えて逃げるのではなく、「まずやると決めて、そのやり方を考えて、とにかくやる」ことを自分に課しました。実際は成果を出している優秀な同期の存在に言い訳できなくなったというのもありますが(笑)、同期にはこの頃から様々な刺激をもらっています。

 

その後、僕が新人研修を経て1年目に配属されたのは、ケア事業部(旧:介護事業部)でした。「介護業界の採用コストを従来の約1/3~1/2に削減し、浮いたお金を待遇改善・設備投資など、現場に還元できる仕組みを整えること」をミッションとする求人メディア営業を担当し、日々「ソーシャルビジネスで社会課題を解決すること」に向き合ってきました。学生時代の原体験にある通り、ビジネスだからこそ、持続可能で健全な社会貢献をより多くの人にスピーディーに届けられる。その志に溢れていましたね。配属されてからはとにかく目標にこだわって行動し続け、結果として、営業配属後は連続で目標達成をしていました。自分の武器は「行動量」だったのでとにかく行動を積み重ねましたね。(実は今も、行動するまでの「考えること」に、結構時間を使ってしまうのですが…!)

 

とはいえ、振り返るとこの頃は「いかに契約数を増やすか」と目の前の目標に囚われていて、視座高く事業全体をどう伸ばすかという視点は醸成されていませんでした。目標達成に対するやりがいを感じた一方で、「今あるサービスを売るだけでは、自分たちの目指す業界貢献・社会貢献にはまだまだ遠いな。どこから改善したら良いのだろう?」とも感じつつも、実際にそれを施策に落としたり成果に結びつけていく視座は持てておらずでした。また、個人の一定成果は上がっていましたが、正直チームとしてはバラバラだったと思います。自分自身「チームを創っていこう」という視座よりも、「同期やメンバーに負けたくない」というライバル心で突き進んでおり、振り切って言うとチーム自体もこの、競争意識でつながり、成果を出している状態だったと思います。

 

その一方で、自分自身の入社経験での経験や、後輩の入社研修の企画リーダーの経験を通してリジョブの「チーム力のパワー」にも気付き始めていました。目標に対して全員が本気で向き合い、時に厳しい本音を伝え合うことがチーム全体のパワーとなる過程を実体験していたので、これを事業上のチームでも再現したいという想い・葛藤もありました。

 

2年目以降になると、同期が大阪へ異動したり後輩ができる中、僕が営業チームのリーダーとして責任を担うように。この時になって初めて、元々チームをまとめてくれていた同期のリーダーや先輩方の苦労を身をもって感じ、いかに自分のことしか考えていなかったなと反省しました。そして営業に加えCS(カスタマーサポート)チームにも関わるにつれて自分の幅が拡がり、単に営業視点だけではなく、「そもそものプロダクトを伸ばすために、どうすれば良いか?」の視点も考えられるようになっていきました。

 

2年目に得た大きな気付きは、「踏み込んだうえでつながれる関係性っていいな」という想いです。リジョブでは人と真っすぐ向き合うことを ハードル高く捉えておらず、立場や年齢を気にせず真剣勝負で対峙していく。その文化の中で気付いていきました。そして、それまでは「独り暮らしで孤独を抱えるおばあちゃんの悩み」を解決したいと思っていたけれど、実は、孤独・孤立というのは自分自身の向き合いたい課題テーマだったんだな、と気づいていきました。「人と人が本気でぶつかって、つながりたい」「パートナーシップやバディでありたい」という自分の本音が、躊躇や怖れを超えてクリアになったんです。

 

 

 

#「3~4年目」事業・組織でに広い範囲で関わるように。当事者意識の再起動!

 

3~4年目は自分にとって、大きなターニングポイントが2つありました。

 

一つは、リジョブで毎年行っている、経営幹部候補合宿の2021年テーマが「組織の未来」だったのですが、この時に初めて、大きな責任を担う経営陣やマネージャーの責任の重さ、しんどさや想いをシェアされた時に僕の中で「スイッチ」が入ったんです。介護事業の立ち上げを行ったマネージャーが、立ち上げ期に知識やスキルがない中でも必死にサービスを創り上げてきたことや、創業期に先輩方が、実績がなくお客様の失注ばかりの状況でも、どうにか提案を続けて契約を獲得してきたといった苦労を知る中で、リジョブの皆が、こんなに大変な思いをしながらも自分の子どものように育ててきたこのサービスを、僕も支えていきたいという想いが芽生えました。

 

もう一つ大きかったのは、期間限定で新卒採用チームへ異動し、新卒採用の責任者になったことでした。これまでも、いちリクルーターとしては1年目から採用イベントや面接に関わってはいましたが、その戦略や企画、選考過程、チーム体制も含めて全体を設計すること、そもそも全体の戦略から考えるということが初めてでした。この経験を通しての中で、僕は「責任者であることはどういうことか」を身をもって経験しました。

 

そこでようやく、マネージャーHさんの抱えてきた「答えが無くても、ベストを目指して可能性を導いていく」という責任やそのための細かなこだわりが分かる瞬間がありました。ビジネスの推進において「設定された目標を達成する」フェーズから、「自ら目的・目標自体を思考し実現する」フェーズへの変化があったんです。営業以外の部署経験や、事業数字を見る機会が増えたことで、チームとして追う数値目標を大事にしながらも、いかにしてビジネス全体として成長するか、という視点を常に考えるようになりました。

 

再びケアのチームに戻った頃には、チームを牽引してきた先輩が現場を離れるなど変化があった中で、いよいよ僕が営業・CSに加え、広告制作チームを含めたケア事業部としての在り方、方向性を考えざるをえない状況に。リジョブの「業界貢献を考えたビジネスモデル」を成立させるための組織の在り方として、トップダウンではないプラットフォーム型・チーム分業制があります。そのため必然的に、自チームの目標を追うだけでなく、全体最適で・提供できる価値を抜本的に変えていくことが必要だと思いました。

 

同時に部署間の連携や、現場メンバーからのアウトプットの重要性を感じ、自律的なチームになっていくことも目指しました。具体的には、求人広告制作チームであれば「サービスをより良くするために、メンバーの力を引き出す」という観点がとても重要だと思います。普段からメンバーが感じている企業様の声や違和感などを「アウトプットしてもらうことに価値がある」ということのコミュニケーションを密に取り、現場の声をサービスに反映することでお客様にも喜んでいただける、そういった好循環をつくり出すことに僕自身がやりがいと喜びを感じていました。

 

 

 

#「5年目~」 改めて経営視点で現場と全体を。“チーム力こそが事業グロースのカギになる”という信念を抱く

 

自分の入社後のキャリアを振り返ると、ケア事業部(事業)での事業推進と、コーポレート(組織)での新卒採用担当を行き来することで、僕自身が「事業やサービスを創るのは最終的に人であり、いかに良いチームを創るかが大事」と腹落ちするように。自分の中で、「チーム力こそが、事業グロースの鍵を握っている」と、実感できたことは凄く大きかったです。

 

「現場と全体のどちらも見ながら、自ら会社を創っていく」という意識や、「自らがすべてのことにおいて、オーナーシップを持つこと」の重要性への気づきが深まったまさにそのタイミングで、リジョブのビジョン達成に向けたビジネス推進・組織創りのコアとなる、新卒採用に改めて向き合う機会が到来しました。

 

僕自身、入社からこれまでに事業づくりと組織づくり双方を現場で体験したことで、「事業を伸ばしていくためには、事業⇔組織、現場⇔全体 の全てにおいてオーナーシップを持って取り組むこと=経営視点で挑み続けることが鍵となる」という、原点へと立ち返りました。入社当時と現在を比較すると、自分のマインドが成長したことで行動も変化し、それが結果的に0→1を生み出す力や、それを1→100へ拡げるための視座の高まりにもつながったのだと思います。

 

今はケア事業部からコーポレート推進UNITへ異動し、「新卒採用・育成の責任者」という大きなミッションに向き合っています。新卒採用の全体戦略やチーム体制、戦略から落とし込んだ具体施策や個々のアイデア出しを、全体と部分で一貫性をもって考えていかなければならない。プレッシャーは大きいですが、何といっても、新卒採用というミッションの持つポテンシャル・未来への可能性は、「自分自身が採用に関わったメンバーが活躍し、事業や組織をさらに成長していくこと」であり、そこに日々チームで向き合えることに、大きなやりがいと幸せを感じています。

 

 

 

#「未来に向けて」 傷つくことを恐れず、“Giverの実践者”として、剥き出しの自分で挑み続けたい

 

僕自身が、リジョブで働いて最も変化したことは、「120%やりたいと思えるところまで考え尽くし、自ら推進者となること」「相手と本気で向き合って、わかり合える瞬間/わかり合えない瞬間を繰り返しながら関係性を構築すること」に躊躇しなくなったことです。

 

例えば今夏に企画した、リジョブのサテライトオフィスがある神奈川県真鶴町での、学生に向けた「過疎地域のリアルな課題に切り込む 1泊2日のビジネス合宿」。これは、「自分が学生だったら絶対に参加したいと感じられる、地域の社会課題解決につながるサマーインターン」を考え尽くし、純粋に企画しました。

 

※同企画についてのブログはこちら☟です。企画の際に大事にしたことは、①ビジネスに本気で向き合い、ビジネスセンス・実行力を身に着けられる ②仲間に本気で向き合い、課題解決を目的としたチームづくりを学べる ③人生やキャリアにとって重要な軸を見つける原体験ができる の3つです!

 

\2023年夏開催/『過疎地域のリアルな課題に切り込む 1泊2日のサマーインターン』全容をレポート!

 

リジョブには至る所に「同じ熱量をもった仲間」がいてくれるのですが、それは、ひとりひとりが「自分以外の誰かのことも含めた全体最適で、まず自分で考え尽くす」ことを徹底しているからだと思います。そういった、他者に対する想い(LOVE)と想いの実行力(POWER)をもつ個人が向き合うからこそ深い部分でつながれるし、そこから生まれる相乗効果や気づきが大きいことを、このインターン企画を通しても運営チームで感じました。

 

 

 

 

だからこそ、もし読者のみなさんが自ら挑むことや相手と剥き出しで挑むことに「ブレーキをかけてしまう」のであれば、それはとても勿体ないことだと思います。やる前に保険をかけるのではなく、まず挑んでみて、もし失敗したとしても、いつか自分を振り返ったときに「あの時の経験が今の自分を創っている」と思えたら、いいんじゃないか、と。これから社会人となる学生のみなさんにも、ぜひ傷つくことを恐れず「ブレーキをかけず挑んでみる」ことを勧めたいです。

 

もちろん、僕自身も「誰もが孤立しない、心の豊かさあふれる社会」を創るため、ギブ&テイクの初めの一歩をつくるGiverとしての覚悟をもち、その実践者であり続けたいです。そして、リジョブとして「美容/ケア事業ともにサービス全体をより向上し、より関わる業界に貢献したい」という想いがあり、その「社会を心豊かにするサービス」を生み出すのは究極のところ「人」であるので、今はコーポレートでの採用業務に向き合うことで、ひとりでも多くの仲間と出会いたい、皆で一枚岩となる組織を創っていきたい、と思っています。

 

 

【編集後記】「世の中から孤立をなくして心豊かな社会をつくるために、その実践者であり続けたいです」と話してくれた上妻さん。4年前、当時新卒1年目のインタビュー時と比べて「より人間くさく、より泥くさくなったなぁ!」という印象を受けました。入社当時から「自分でがむしゃらに頑張る」ことに長けていた上妻さんが、「人と人とが本質的に手を取ることで生まれるチーム創り」に目覚めたことで、そのリーダーシップがより発揮され、今では自分のチームを超えて、チームとチームの架け橋的な役割を担ってくれています。

 

インタビューで特に印象的だったのが、「世の中、Give&Takeといえど、ギバーからしか始まらないと思うし、ギブがつながっていくことで、バディやパートナーシップが生まれると思うんです。だからこそ、僕は“誰かにギブされるまで待つ”のではなく、自分から次につながるきっかけを創る“ギバーの実践者”で在り続けたいです」という言葉でした。「一緒にギブをしていく仲間とともに、これからも働いていきたい!」という上妻さんに会ってみたい方、よろしければぜひ「話を聞きたい」ボタンをクリックください!

 

 

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