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REJOB BLOG

2021.12.27

前職はトップエステティシャン。「本気で美容を仕事にしたい」を叶え続ける営業担当@道田 愛衣さん。

 

今回紹介するのは、理容師の資格を持つ、元トップエステティシャンの道田 愛衣(みちた あやね)さん。2020年にリジョブへ中途入社し、採用支援に携わる営業職として、首都圏の美容室やエステサロンを駆け巡っています。

 

「人を綺麗にして、喜んでいただくこと」がずっと昔から好きでしたという道田さん。元栄養士の母親の影響もあり、幼少期から健康・美容について学ぶことが好きで、中学の頃には友達のダイエットや肌相談に乗っていた彼女にとって、美容の世界へ進むのはごく自然な流れだったのかもしれません。

 

高校生になり「本気で美容を仕事にしたい」と考えた彼女は、“プロだからできるケア”を探求した結果、肌の新陳代謝を良くし、健やかで美しい肌の土台をつくる「シェービング」の可能性に行きついたそうです。お客様の顔をカミソリで剃るシェービングは、理容師のみに認められる高度な専門技術。そこで彼女は美容系専門学校で技術を学び資格取得後、超大手美容企業に就職します。

 

誰もが知る大ヒット化粧品からエステ事業までを幅広く手掛ける上記企業が運営する、レディースシェービングサロンで社会人のスタートを切った道田さん。エステティシャンとして約3年半働き、全店舗の売上1位を達成した後、満を期してリジョブへ転職しました。

 

元トップエステティシャンとして「どんな工程も、流れ作業にしない」が美容に携わってきた自分のポリシーですという彼女に、美容に興味をもったきっかけや、リジョブ入社の経緯などを聞いてみました。

 

 

道田 愛衣(ミチタ アヤネ):幼いころから、根っからの美容好き。美容系専門学校で理容師資格を習得し、大手シェービングエステサロンへ就職。全国数十店舗中、物販売上トップのエステティシャンとなった後、より大きなやりがいを求めて2020年にリジョブ入社。美容サロン向けの求人広告営業職として、存在感を発揮している。座右の銘:『相手を思ってする行動が自分が後悔しない選択になる、自分のことだけを考えた行動は学びもないし心にひっかかりが残る』

 

 

#エステ業界から美容求人広告営業へ。道田さんが惹かれ続ける「美容」の魅力とは何でしょうか?

 

幼いころから日常的に、栄養士をしていた母から美容や健康について話を聞く機会が多く、自然と美容分野に興味をもつように。自分でも本を読んだり学ぶようになり、中学生の頃には同級生のダイエットやスキンケアの悩み相談にも時々乗っていました。小さなニキビがひとつ消えただけで気持ちがぐっと前向きになる、友達のそんな変化に触れてきたことが、美容への想いをさらに加速させましたね。

 

私は「綺麗になりたい」「かっこよくなりたい」「健康的で美しくありたい」という気持ちは、老若男女関係なく、ほとんどの人が自然に抱いている感情だと思っています。もちろん美容に興味がない方もいらっしゃるとは思いますが、きっと一度は誰かに憧れたり、「こんな人になりたい」と思った事があるのではないでしょうか?

 

ですが、今やネットでもテレビでもさまざまな美容情報が溢れかえっていて「何が正しいのか」「何が自分に合っているのか」、そして「どうすればいいのか」が分からないと仰るお客様は多くいらっしゃり、そのうちに面倒になって諦めてしまう方もいました。

 

私にとってエステティシャンをはじめ“美容”を提供する人たちとは、「こうなりたいけれど、どうしたら良いか分からない」「こうなりたいけれど、自分ではできない」という気持ちに寄り添って、お客様の「こうなりたい」を叶えてあげられる“その道のプロ”だと思っています。だからこそ、専門職の人たちは正しい知識を身に着け、日々更新される美容法を勉強し続け、お客様に技術を提供しているんです。

 

そして「美は一日にしてならず」という言葉があるように、1日で美を手に入れることはできないですし、年齢を重ねれば身体も変わり、それに応じた自分へのケアも変えていかなければならないので、美容に終わりはありません。技術を提供する人も、それを受けるお客様も、努力をしていかなければいけないもの。私にとって美容の魅力とは「一生学び続ける事ができ、人々の幸せに直結するもの」ですね。

 

そして、美容の力を信じているからこそ、将来の進路を考え「プロだからできる、とっておきの施術は何か?」と考えた時に「シェービング」に行きついたんです。シェービングを語ると話が止まらなくなりますが(笑)、ざっくりまとめると、うぶ毛や古い角質をカミソリで丁寧に取り除くことで肌の新陳代謝を促進し、その人が本来持つ肌力を呼び覚ますのがシェービングの魅力です。そこで理容師資格を取得できて、美容技術についても学べる専門学校進学を志しました。

 

 

※美容専門学校時代。左が私で、ほかの二人は今も理容師として活躍しています!

 

 

#週6でアルバイトをして、念願の美容系専門学校へ進学。「好きを仕事に」に近づいたのですね。

 

今も昔も家族仲は良いのですが、わりと厳し目の家だったこともあり「美容を仕事にしたいから、専門学校に通いたい」と言うと、親からも姉からも猛反対されました。おそらく国語や数学…といった勉強に比べて美容は“趣味の延長”だと思われ、将来的な仕事につながるのか、親としては不安もあったのでしょうね。

 

でも「自分の好き」を仕事に出来るってすごく素敵な事だ、と思っていて。そこは譲れなかったんです。そこで、

 

●奨学金で学費を賄うこと
●必要教材は自分で買うこと
●何よりも「将来美容の仕事がしたいから専門学校へ進学したい」という譲れない夢

 

を語り説得し、家族にもしぶしぶ認めてもらいました。

 

とはいえ、親の言い分は「学生の本分である勉強が疎かになってはダメ」だったので、「クラスで成績1番を取ることを条件に、アルバイトを認めてほしい」と約束し、有言実行。猛勉強の末3年間クラス1位を死守しました(進学校ではありませんでしたが…!)。目標の為には頑張れるんです。

 

 

 

※専門学校のヘアショー舞台にて(一番左)。「最終日はみんなの為のショーにしない?」と、技術者の名前を書いた紙を持って舞台に上がり、理容科だけ勝手な事をして怒られたのもいい思い出です(笑)

 

振り返ると、厳しくても正論をぶつけてくれる親だった分、「工夫や自分の努力で、どうやって道を切り拓くか?」を考えて実践した学生時代でしたね。そういった体験から「努力は報われる」と思っていますし、もしもその時報われなくても、その経験が無駄になる事はないとも思っています。

 

 

 

#就職先を決め手となった「2つの軸」について、教えてください。

 

専門学校で理容師の資格は取っても、もともと「シェービング」ありきで進学していたので、理容室への就職は考えていませんでした。シェービングエステサロンに照準を絞りこみ、就職先を考えた中で大事にしていた基準は大きく2つあり、

 

①確かな技術があり、努力し続けられる環境であること
②お客様一人ひとりに向き合った接客/施術を大事にする世界観

 

でした。

中でも一番大切にしていたのは「お客様一人一人に向き合った接客・施術をしたい」という想いだったので、サロン見学に行く度に、必ず実際のカウンセリングシートを見せていただいていました。

 

というのも、私は、施術はあくまで肌の土台を整える役目であり、お肌を育てるのはお客様自身だと信じています。だからこそ「施術したら終わり」ではなく、お客様の普段の生活習慣から見直してベストな提案ができるよう、「個別カウンセリングをしっかり行っているのか?」を重視していました。サロンの方針や価値観が垣間見られるカウンセリングシートは、大切な判断基準でしたね。

 

数店舗を見学したうえで、「お客様が求めているものの本質を見極める」「必ず支持される製品・施術サービスのみを提供する」姿勢に惹かれて、化粧品・ヘルスケア・エステと「美と健康」に関わる事業展開をする大手企業の、レディースシェービングエステ部門に就職を決めました。

 

いざ現場に出てからは、「流れ作業のような接客はしない」を常に心掛けてしていました。大袈裟かもしれないですが、自分の施術や接客、提案次第でお客様の人生だって変えることがあるかもしれない。なので自分自身の言葉で、本音で、自信を持ってお客様と向き合える職場で働く事が、当時の私にとって一番大事だったんです。

 

ちなみに、なぜか美容室やネイルサロン、マツエクサロンのような「当たり前のケア」として認知されていないシェービングエステですが、「なぜもっと広まらないのかな???」と言いたくなる程美肌効果があり、肌を根本から変えてくれます。肌が変われば気持ちも変わる、そんなお客様を沢山見てきたので、自信をもっておすすめします。

 

 

 

#入社2年目で売上トップに。なぜ、リジョブに転職しようと思ったのでしょう?

 

新卒入社直後に目標を立てた時に、私は「3年以内に物販売上で全店舗1位になる」ことを掲げたんです。とはいえ現場に入ると、はじめは施術も接客も、学ぶことで精一杯。まず、施術の試験(シェービングの他、小顔マッサージなどエステ施術の試験がありました)は感覚をつかむために、ひたすらモニター施術を行い行動量でクリアしました。また、初めの頃は化粧品が全く売れず、なにがどう駄目なのかも分からなかったので、取り扱ってる化粧品すべてを自費購入して試したり、売れている先輩のトークをバックヤードから聞いたり、肌についてさらに勉強するために本を読んだり…とコツコツ努力を重ねました。そういった努力が次第に実を結び、徐々に月間売上で1位をとれるように。2年目には年間売上で全店舗1位を達成しました。

 

 

※出身専門学校の高校生向けパンフレットの中で、卒業生の活躍例として紹介いただきました!

 

 

※会うと「私ももっと頑張ろう!」と思える、大切な元同期たちです!

 

けれど、目標を達成出来てとても嬉しかった半面、その頃から「大好きな美容に携わる、他の仕事」の可能性を考えるように。もちろんエステの仕事は大好きでしたが、1位の先の目標が見つけられず段々ルーティンワークになってしまう危機感や、学べる事が無くなってきた焦りなどが積み重なって、もっと広い目線で美容に携わりたいと、3年目の中頃から転職を決意します。「ここで学ぶこと、達成すべきことはやり尽くしたな」と実感したんです。転職するにあたっては、正直にお話しすると「自分のこれまでの経験を活かしつつ、美容業界に関わるやりがいのある仕事」という切り口で探していました。なので1年くらい、求人サイトで色々な会社を見ていましたね。

 

リジョブでは5人の方と面接をさせていただきましたが、良い意味で緊張せずに、自分の大切にしてきた価値観、転職を考えた理由など素直に伝えることが出来ました。働きやすいとは言えない美容業界をより良くしたい、という会社の方向性に共感し、次は「美容の現場を支える側」としてのプロを目指したい、と思えたんです。

 

働く側の想いも分かる営業職なら、これまでの経験を活かしてお客様の悩みに寄り添い役に立てるのでは、と自分が働くイメージも湧き、実はもう2社面接を受ける予定でしたが、内定が出て即、「ここに勤めたい!」と、思い悩むことなく入社を決められました。

 

 

 

#入社後は営業職として活躍。エステティシャンの経験がどのように活きていますか?

 

入社後は求人広告の営業職として、私の部署では主に、9店舗以内のサロンを保有している企業様や個人店経営のオーナー様に対し、求人サービスの提案をしています。その中でも、先方からお問い合わせのあった「インバウンド」ではなく、こちらからヒアリング・提案をする「アウトバウンド」のお客様を担当しています。

 

入社から3か月位は営業として、どうお客様のニーズに寄り添えば良いのか試行錯誤をしており、お客様の役に立てているのか?と落ち込んだ時期もありました。けれど、マネージャーやリーダーがいつも向き合い課題を具体的に整理してくれたお陰で、「いま何を頑張ればいいのか?」が分かるようになってきてからはとにかく行動するように。「求人が上手くいかず、やむを得ずサロンを畳もうか…」というオーナー様にサービスを提案し、無事採用が決まった時の喜びなど、沢山のやりがいを感じています。

 

実は、「自分は営業に向いてないのでは?」と諦めかけた時もあったんです。けれど、施術する側と支える側、立場は異なりますが、共通するのは「お客様に寄り添い、その悩みや在りたい姿を丁寧にヒアリングして、そこに向けた最適な提案をする」という姿勢だなと。そこに気付けてからは、現場経験を活かして、より深くお客様に向き合えるようになりました。

 

リジョブにはお互いに尊重し合い、周りを思いやって仕事ができる人たちが多いので、自然と働きやすい職場になっているのではないかと思います。元美容師や元エステティシャンなど美容業界出身の方や、アパレルや雑貨店等で接客販売に携わっていた方も活躍していますね。

 

 

 

#「美容業界」に対する想いと、仕事上の目標を教えてください。

 

美容業界には慢性的な人手不足、高い離職率による他スタッフへの負担、努力しても報われにくい給与体制、長時間労働や休みの少なさ、体力的なハードル等々、業界課題がつきません。それでも、こういった課題があれど、私たちに美容・ヘルスケアを提供してくれているのが業界に携わる方々です。

 

美容室をはじめ、治療院も、ネイルサロンやリラクゼーションサロンも、ほとんどの人にとって「無くなってしまったらとても困る」心の豊かさを与えてくれるものであり、また私同様に「美容が好きで、憧れて」携わる人が多い業界だと思います。にもかかわらず、何故こんなにも離職率が高いのだろうかと、エステティシャン時代からやるせなさを感じていました。正直な所、私には業界課題の正解策は、まだはっきりとは見えていません。けれど、リジョブのみんなと一緒なら、必ず良い方向に向かっているのだという手応えを感じています。

 

また、社内をみると、頭の回転が早い人、仕事が丁寧な人、必ず目標を達成させる人、視野の広い人、本気で社会課題を考えて仕事に取り組んでいる人、コミュニケーション能力が抜群な人など、みなさん何かしらの「すごい所」を持っているのですが、自分は良くも悪くも「すべてが平均点」ではないか、という焦りもあります。
そんな私が学生時代からこだわってきたのは「自分で決めた事に対する行動力」ですね。だからこそ、自分はエステティシャン時代から変わらず「目の前のお客様に寄り添い、出来る限りの提案」をしていくことで、オーナー様・サロン全体・そして業界が少しづつ明るい方向へ向かうように、営業として日々を積み重ねていきます。

 

 

 

・・・(編集後記)「すべてが平均点です!」と謙遜する道田さんですが、美容学校進学のために勉強でクラス1位を死守しつつ週6でアルバイトをするなど、決めた事に対する人一倍の行動力。そして、このインタビューのための丁寧な下準備、美容に対する信念、寄り添って応えてくれる姿勢、スピード感など、その“真摯さ”に感動しました。

 

上司のマネージャーNさんからも「道田さん、すごく頼もしいんですよ! いつも業務にポジティブに向き合ってくれ、後輩の育成も積極的にやってくれたり、マネージャーやリーダーを支えてくれたりと、キャプテンシップ×ユニオンショップが抜群に取れているメンバーだと思います!」というメッセージをいただいています。

 

そして「お客さまへの貢献はもちろんですが、いつか社内で興味を持ってくれる人に、美容やシェービングの素晴らしさを伝えられたら…!」と語ってくれた道田さん。彼女ならきっと、聞き手の想像以上の感動を与えてくれると思い、ぜひ、そういった機会を楽しみにしています!

 

 

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